本日は腰紐を使った「たすき掛け」のやり方をご紹介いたします。
たすき掛けはどんな時にするかといいますと、
例えば自宅で着物を着ながらの作業をしたり、
家事、他にも
飲食店のユニフォームとして着ていて調理などする時、
着物でパフォーマンスする方など、
袖が邪魔になる時があると思います。
お正月の書初めや、
弓道などの弓引きなどを
テレビで見かけたこともあるかもしれません。
そういった時に
紐で着物の袖をコンパクトにする方法として用います。
また最後に
紐のコンパクトな畳み方をご紹介します。
是非最後までご覧ください。
たすき掛け専用の紐というものはないので、
普通の腰紐でもお手製の紐でも好きな紐をお使いください。
紐の長さは210~220cmくらいあれば
大柄の方でも大丈夫かと思います。
紐の幅も自由です。
[たすき掛けのやり方]
1.まずは紐端を口にくわえ、
右手で左袖の下を通し、
肩から首を通して紐を右に持ってきます
2.右にきた紐を左手に持ち替えて、
右袖の下を通し、
肩から首の後を通して左肩にもってきます
こうすると背中で紐がクロスになります
3.口にくわえていた紐とで蝶々結びをします
4.袖が垂れないように調整します
完成
私は左袖からやりましたが、左右どちらでも大丈夫です。
このたすき掛けですが、
別のやり方もございます。
そのやり方だと10秒位でできるので、とても簡単です。
[予め輪っかを作っておく方法]
1.紐の両端を蝶々結びして、
輪っかを1回ねじって8の字にします
2.そのまま腕に通して、
クロスになっているところを背中に回します
3.袖を調整します
完成
結び目の位置に決まりは無いので、お好みで調節してください。
紐の締め具合が気になる場合は
そのまま結び目をほどいて締め、また結び直してください。
[腰紐の畳み方]
腰紐を五角形に畳みます。
この畳み方であれば、
紐をコンパクトに収納でき、
紐のシワ伸ばしも可能です。
1.紐の端を上にして持ちます
2.紐の端を手前側に折ります
この時、少し斜めにずらして折るようにしてください
3.五角形をイメージして、上端右側の辺を紐の上に乗せるように折ります
4.先ほどと反対で、上端左側の辺を紐の上に乗せるように折ります
5.最後まで繰り返し、終わりを隙間に挟んで完成です
ひと工夫するだけで、
着物や浴衣でも動きやすくなりますので
是非参考にしてください。
動画でも解説しておりますので、
ぜひご覧くださいませ。
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