七五三で両親も着物を着ようと思った時、足元はどんなものを選ばれますか?
主役はお子様なので、両親の装いに厳密な決まり事はありません。
失礼のない装いで、ということですが着物の「失礼のない装い」ってどんなものか、はっきり分からなくてモヤモヤしますよね。
今回は、七五三での父親の足元についてお話したいと思います。
●草履と雪駄なら、どちらがいいのか?
どちらでも大丈夫です!
まずは草履と雪駄の違いですが、
「草履」という大きな枠組みの中にある一部のものを「雪駄」と言います。
雪駄は、台の部分が畳地で、裏に「鋲」が打ってあるものを指します。
男性の第一礼装である黒紋付では、白鼻緒の雪駄を履きますので
なんとなく雪駄に礼装寄りのイメージがあるかもしれません。
一応、七五三での父親の履物は「雪駄」が推奨されています。
ですが、必ずしも雪駄でなければいけない、ということはなく
雪駄でないと失礼な装いになる、ということもありません。
雪駄以外の草履を履いても大丈夫です。
雪駄と草履の違いは、底の厚さもあります。
画像のように雪駄の方が底が薄いです。
そのため雪駄だと境内の砂利道を足裏に感じて
足に負担がかかり少し歩きにくいかもしれません。
草履はクッション性のあるものが多く底も厚いので
着物に着慣れていない方は草履の方がおススメです。
注意して頂きたいポイントは、派手な色柄はさけてシンプルなものにすることです。
七五三の主役はお子様で、両親はあくまで介添え役です。
お子様よりもオシャレな装いにならないようにしてください。
浴衣の時に履く「下駄」はカジュアルすぎるのでNGです。
下駄は履かないようにしましょう。
・おすすめの履物
当店で取り扱っている七五三におススメの履物をご紹介します。
雪駄 男物 ライト底 シンプルでスタンダードな雪駄です。
M・L・LLとサイズをご用意しておりますので
ご自身のサイズに合ったものをお選びいただけます。
黒を基調としたシンプルな草履で、どんな着物にも合わせやすいです。
クッション性のある素材なので歩きやすく、初心者の方にもおススメです。
・足袋の色について
白色の方が礼装らしさがでるので、白足袋の方がおススメです。
白足袋がなければ、黒足袋でも問題はありません。
・まとめ
七五三の親の装いに「こうでなくてはならない!」という厳密な決まり事はありません。
せっかくの和装なのでオシャレをしたい気持ちがあるかもしれませんが
足元はシンプルにまとめて、主役のお子様をたてる装いを心がけましょう。