店長の加藤です。
最近はスタッフの高木が投稿することが多かったのですが本日は加藤がお届けします♪
さてさて(^-^)、
先日お茶会が迫っているということで
急遽、仕立て上がり袴を購入いただいたお客様がいらしたのですが
後日、
「 やっぱり正絹の縞の袴が欲しいんです」
「値ごろな正絹袴はありませんか~?」
ってなかんじでお問合せを頂きました。
当店でも袴をいくつかお取り扱いがありますが、
ほとんどがポリエステルの化繊素材です。
メーカーさんより正絹の袴をご用意することもできるのですが、値ごろの正絹袴となるとすぐにご用意できなかったので少々お時間を頂戴することに…。
そんな中、問屋さん経由でご用意できたのが
「新古品の米沢織物」の袴。
山形県の米沢織物の正絹袴で
長い間、問屋さんに眠っていたお品です。
新品ではないのですが、通常の価格よりもお値打ちでご用意させて頂くことができました。
一応、訳あり商品ということで
汚れている可能性もあるのでお仕立て前には「洗い」の手配をすることになりました。
お客様も化繊よりも正絹の縞の袴をお求めでして、
着用頻度もそれほど多くはないので、新品にはこだわっていらっしゃるといわけでは無かったので、その点(新古品)はご納得いただきました。
こんな感じで、WEBサイトには掲載していない商品でも
お値打ち品をご用意できることもありますので御用がございましたらお気軽にお問合せ頂ければと思います。
こちらの袴は「仙台平」とありますが、こちらの袴の反物は米沢織物です。
一般的に正絹の袴地で生地が固くハリのある縞袴を総称して「仙台平」とよばれ、各織物産地(米沢、西陣、桐生など)で製造され礼装用に着用されています。
ちなみに最高級とされる仙台平は正式には「精好仙台平」といい、「精好織り」とも呼ばれています。仙台市にある甲田家のみに継承され、国の重要無形文化財に指定されています。