「染めの浴衣」と「織りの浴衣」

気ままな着物トーク, 着方・ハウツー Kobayakawa

メンズ浴衣には、大きく分けて「織り」と「染め」とがあります。
織りは先染めともいわれ、色の染まった糸を織ってできるもの。染めの浴衣は生地の上から色柄を染めていきます。
織りのほうがざっくりした風合いで、染めは柔らかいい風合いです


↓これが染めの浴衣の生地です

雪花絞り
注染浴衣
注染。職人の経験やセンスが機械染めでは表現できないにじみやぼかしを表現します

染めの浴衣には機械染めではなく職人の手捺染で染めた「注染」や「絞り」など、高級感のあるものもあり大人のお出かけ浴衣として人気のものがあります。

メンズ浴衣注染千鳥
注染の「染めの浴衣」です。
千鳥柄の浴衣
古典柄の千鳥(ちどり)、男女問わず人気です
メンズ浴衣雪花絞り
絞り染めのゆかた
メンズ浴衣雪花絞り
雪の結晶を表現した雪花絞り




で、↓が織りの浴衣の生地です

色の染まった糸を織ってできた生地です。


織りの浴衣はどちらかというと単色系でシックな印象です。
上質なものだと、長襦袢を着ることで夏着物として着られます。



メンズ浴衣
近江ちぢみの織りの浴衣






風合いもシャリ感があり丈夫です。

メンズ浴衣本麻
メンズ浴衣

今年の夏は染めの浴衣と織りの浴衣を着分けてコーディネートされてはいかがですか(^-^)