七五三の主役であるお子さんは着物、奥さんも着物。
でも旦那さんはスーツ。
という組み合わせはよくあるのではないでしょうか?
どうして父親は着物を着ないのかお尋ねすると
「奥さんは親から持たされた着物一式があるけど
男は着物を持ってないから何を着たらいいか分からない」
「着物のコーディネートが分からない」
「七五三でどんな色柄や素材がNGなのか分からない」などなど…
たくさんの疑問が重なって、スーツを選ばれるのだとお聞きします。
今回は「七五三での父親の無難なコーディネート」についてお話します。
≪七五三での主役はお子様です≫
七五三での装いに決まりがあり、
それに沿って注意しなければいけないのは主役のお子様です。
あくまで両親は介添え役なので、装いに厳密な決まり事はありません。
ではどんな着物を着てもOK、というわけではないので
避けた方がいいNGポイントに注意して、コーディネートを決めていきましょう。
①派手な色柄は避ける
メインのお子様をくってしまうような、派手な装いは避けましょう。
「成人式で着た着物一式※なら持ってる」といって、キラキラした派手な装いは場にふさわしくありません。
落ち着いたシンプルな装いを心がけましょう。
※後々になっても着れるようにと、落ち着いた色柄で揃えられている場合はOKです。成人式で着たものが必ずしもNGというわけではありません。
②黒紋付は避ける
礼装だからといって第一礼装である黒紋付を着てしまうと、仰々しすぎてしまいます。
七五三での両親は介添え役なので、きれいめな、きちんと感のある格好であれば十分です。
黒紋付は格式が高すぎますが、準礼装、略礼装あたりなら着ても問題ありません。
③カジュアルなものは避ける
お子様の成長を祝う節目の日ですので、きちんと感を演出された方が無難です。
絶対にダメ!というわけではありませんが、柄ものより無地の方が場の雰囲気に沿いやすいでしょう。
どうしても柄ものしかない、柄ものが着たい!という場合は、
足袋や襦袢の衿を白色にすると「礼装感」がでますので、
小物などできちんとした雰囲気を作るのはいかがでしょうか?