紋付の着物を着るときの礼装の羽織紐は一般的には白色というのはご存知だと思うのですが、
そんな礼装用の羽織紐も色々と種類があります。
そこで本日は羽織紐の種類と格についてのお話を少々。
本来礼装の羽織紐の中でも組み方に透け感のあるものが一番格が上だそうですが最近では見かけることも少なくなりました。
そして「相尺(あいじゃく)」、「中尺(ちゅうじゃく)」と呼ばれているものがありますが一般的にはこう言った言葉知られていません。
ちょっとした豆知識として知っておいていただければと思います。
こちらは「相尺」、4巻きできるものです。
「中尺」は2巻きできる長さです。
見た目通、4巻きのほうが見た目にボリュームがでますし、より礼装感を出すなら4巻きの相尺をお薦めします。
とはいえ、2巻きの中尺は礼装に駄目ということではありません。
子供さんの礼装着には相尺ではボリュームが出すぎるので中尺を使うことも多いそうです。
同じ礼装の羽織紐ですが、シンプルなタイプもあり、ちなみにこういった組み方を「さざ波」といいます。
豆知識として。