今まで着物を着たことのない方や慣れない方と話をしていると
「着物のルールや着て行く場所がわからない」とお話しされることがあります。
そんな時に
「どこに着物を着ていきたいのですか?」
「礼装ですか?普段着感覚ですか?」
とお答えすることがあります。
というわけでシーン別の着用をまとめてみました。
基本的には着物も洋服と同じように、人前に出る時にどんな装いであれば「場」にふさわしいのかをざっくり3つに分類してみました。
「礼装」として着物を着る
相手への礼の心や敬意を表現するために着る衣服で、
和服においては紋付羽織袴が礼装・正装にあたります。
↓のような結婚式や披露宴(本人、もしくは親族として)などの冠婚葬祭、格の高い式典などで着る黒い着物です。
ここでは省略しますが、その場合は着物のルールを守った上での着用が礼儀です。
「よそゆき」や「お洒落着」として着る
ジャケットやスーツなどでお出かけする場、
普段よりも丁寧な印象にしたいようなシチュエーションやちょっとしたパーティー、
華やかに装いたいときなども着物はよく合います。
個人的には友人の結婚式の二次会には着物と羽織でも出かけています。
袴を履いたり履かなかったりは自由ですが、より失礼のない装いになります。
着物の色や帯との組み合わせはスーツで例えるならネクタイとシャツの組み合わせるように着れば問題はないでしょう!
普段着やファッションとして着る
あまり高価なものでなくてもいいので「とにかく着物を着たい」という場合は着物と帯だけの着こなしです。
「着流し」といって、基本的な着物のスタイルです。
ファッションとして着物を着てみようと思うのであれば、個人的には「ルール」は考えなくてもいいと思います。
必ずしも着物の下に長襦袢を着ないといけないこともありませんし、
帽子を被ったりストールを巻いたりすれば今っぽくてお洒落にも着こなせます。
普段着で使っている小物も、意外と和服にも似合います♪
日本の伝統衣装と思っていた着物が新しいファッションスタイルとして楽しめます♪
◎まだ着物をお持ちでない方、何から揃えたらいいのかわからない方は
まずは着物セットがあればいいと思いますよ↓