秋分の日を境にがらっと季節感が変わったように感じる今日この頃です。
秋といえば着物の場合でも
盛夏の着物から単衣の着物への衣替えをする季節でもあります。
着物を単衣にするだけでなく、色柄にも「秋」という季節を取り込むお洒落は中上級者への第一歩です。
そこで今お薦めなのが「蜻蛉(とんぼ)」柄の正絹角帯です。
蜻蛉(とんぼ)は古くは「秋津/あきづ」とよばれ、それが日本の呼名になったようで、古くから身近な昆虫でした。武士の間では勝虫、勝軍虫とも言われ武具の文様としても用いられていました。
前にしか進まず退かないということで、「不転退」の精神を表されて縁起物で武士にはよく用いられたそうです。
現在では能装束にも取り入れられたりもしていて、夏や初秋に着られるきものや帯に用いられています。
女性の着物や帯にはこういった季節を取り込んだものってあるんですが、なかなか男性の着物や帯では見かけないのでお薦めです
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