先日、茶道のお着物を誂えたいとのことでのご相談があり、
東レシルックのちりめん無地の着物反物をお仕立て希望されていました。
お客様の体形は
身長:約192cm、ヒップ周り:約94cm、身丈:約158cm、裄:約80cm
で外国人のお客様です。
日本の文化でもある茶道をする外国人の方がいらっしゃるとは聞いておりましたが、当店では初めて(^-^)
というわけで、
お仕立てをさせて頂くことになりました。
ただ今回のお客様は大柄の方でして
反物1反では裄丈や着丈を希望通り出すことができないので
反物2反使ってのお仕立てです。
生地巾が41cmあるのですが、
希望の裄丈(腕の長さ)を出すには
生地を継ぐ必要がありました。
一般的には生地巾(反物巾)から縫い代を引いた長さが
肩巾や袖巾の最大寸法になります。
裄の長さを出したい場合同じ着物の反物を2反使う事で生地を継ぎ足し、
1枚の着物を仕立てるようにします。
この方法だと多くの生地が必要となるのと縫製方法が若干異なりますがご希望の寸法にてお仕立てすることが可能です。
形状は普通の着物とかわりませんし、
着た時の見た目にもほとんど気にならないと思います。
こういったお仕立てをすれば
サイズの大きい方でもお仕立てが可能です(^-^)