訳ありの着物反物(シルクの白生地)を染めて、お洒落な色無地着物に生まれ変わりました

新商品入荷・再入荷 河村 
白生地黄変

天然素材でもあるシルク(正絹)の着物の白生地は、その繊維の性質上、経年することで黄変してきます。そうなると正規品としての取扱いが出来なくなってしまったり、B品として取り扱われることもしばしばです。

 

男着物の加藤商店の母体は現役で着物の染色加工をしているのですが、その染色工房にも少し古い白生地がそのままの状態で放置されていました。

そこで、
そんな黄変してしまった訳あり白生地を染めて、新たに色無地着物の反物として用意することになりました。

 

で、染め上がったのがこちらです。いい感じに染め上がりました♪

新たに染め上がった色無地着物

弊社の染色工房は主に女性の振袖の柄部分を染めているのですが、無地染めに関しても取引先にしてくれるところもあるので、染めに関しては得意分野です(^-^)

 

下記は他にも染色した色無地反物です。
中には小さなシミのある白生地もありましたが、生地の状態は悪くないものを染めてみました。

湯のしという加工をすることで生地の風合いも状態よく仕上がります。

※「湯のし」とは蒸気をあてることで生地のシワをのばし繊維などを整えることです。

 

 

 

 

たき染めした色無地着物

今回の色無地への染色は「炊き染め」といって、染料の入った釜に生地を浸して染めていく方法です。

刷毛などで地色を染める「引き染め」とは違い、1色染めにはむいているので、黄変などしていた訳ありの白生地でもいい感じに染め上がります。

ただし、白生地の状態によっては、シミや染めムラができることもあります。

そういった場合、変色箇所やシミが残っている物に関しては商品ページに詳細を記載していきますが着用にはあまり気にならないと思います。

 

 

生地を継ぐことも可能です

また昔に織られた反物は生地巾が狭く、既製品でいうとSサイズや女性サイズ程の裄しかとる事ができないものもあります。ただし、生地を継ぐお仕立て方法での対応も可能ですので、ご興味のある方はお気軽に御申しつけくださいませ。

袖なし羽織などの対応も可能です。

 

 

 

限られた条件と訳ありの反物生地を使用している為、特別料金にてご提供させて頂いておりますので、ご理解下さる方はお気軽にお問合せくださいませ<(_ _)>