少し豆知識として。
羽織紐にもいろんな種類がありますが
組紐を用いたものが主流です。
そんな組紐ですが組み方や技法によっていろいろあります。
その前にそもそも組紐って何?
そんな疑問のある方もいらっしゃるかもしれません。
組紐とは日本伝統の工芸品で、細い絹糸や綿糸を編んで織り上げた紐のことをいいます。
仏具であったり服飾品,調度,武具などに用いられたりしています。
和服においては女性の帯締めなどが有名です。
和装以外の新商品開発もさかんに行われいて最近はストラップなどもつくられているようです。
(映画「君の名は」でも少し話題になりましたものね。)
さておき、
男性の和装小物においては
羽織紐に組紐が用いられています。
その中でも高麗組や四つ組といった組み方のものは
男性の羽織紐にもよく用いられています。
国内においては伊賀地方(三重県)などは組紐業が盛んな地域ですが、
最近は手組みなどは稀で機械組がほとんどだそうです。
残念ながら昔ながらの技術というのを残していくのは
どの業界も同じで難しくはなっています。
そんな歴史や技法といった角度から羽織紐をみてみるのも
面白いと思います(^-^)