きものに使われる素材としては「絹」が代表的です。絹は美しい光沢、軽くて柔らかく滑らかな風合いを持っていて人気ですが、お手入れの点では難しいイメージがあるかもしれません。
着物には「絹」以外にも「木綿」「麻」「ウール」や「化学繊維」でつくられたものもあります。素材によっては洗濯機で気軽に洗えるか、専門店でのクリーニングが必要なのかの違いがありまして、
一般的に化学繊維のポリエステル素材の着物のことを「洗える着物」といいます。
こちらのページでは洗える着物の洗濯の仕方からお手入れ・保管方法までを解説いたします。
洗える着物とは
正絹素材や麻素材など洗えなくもないのですが、デリケートなだけに自宅での洗濯には手間暇がかかったり、気を使ってしまうので難しいです。
木綿は肌ざわりも柔らかく、吸湿性もあり、水に強く丈夫で実用性に優れていますが、欠点としてはシワになりやすかったり、縮みやすいことがあります。
それに対してポリエステルの洗える着物は自宅での洗濯やメンテナンスにおいては非常に便利です。ポリエステル素材であれば洋服と同じように取り扱いできますし、洗濯も楽ちんです。
あとシワになりにくいのもお薦めするポイントです。正絹素材の着物よりも求めやすい価格なのもメリットです。
なので「魅せる着物」「一張羅」というよりかは、普段着や日常着として非常に人気でお薦めです。
洗える着物の洗い方
1 着物を畳んで洗濯ネットに入れる
※縫い目にそってコンパクトに畳んでください。
※ネットに入れないと他の衣類と絡まって縫い目がほつれる原因になります。
2 洗濯機に入れて洗濯。脱水時間は水が切れる程度でOKです
※脱水を長くすると、「しわ」の原因になります。短めでOKです。
※洗濯のモードは標準でOK。他の衣類と一緒に洗っても構いません
3 ハンガーに掛けて着物を干します。
※干す際は形を整え陰干しがおすすめです。
※基本的にはアイロンは不要ですがシワが目立つ場合はかけて下さい。
温度を低めに設定するか、あて布をしてください。
https://www.otokokimonokato.com/c/gr60/komn0013
保管に便利な洗える着物
洗える着物のメリットは、自宅の洗濯機で気軽に洗えることだけではありません。 「保管が楽ちん」なんです。
正絹の着物のように和箪笥に収納する必要もないし、たとう紙に入れて保管する必要もありません。もちろん防虫剤も不要です。
着物は手入れやメンテナンスが面倒なイメージはありますが、それはシルク(正絹)素材です。
洗える着物であれば洋服と同じように収納して頂いて大丈夫です\(^o^)/
着物の保管収納は洋タンス、透明のクリアケースでもOKです。
まとめ
まだ洗える着物を着たことのない方やこれから着物ライフを始める方にもお薦めします!
折り目に沿って畳めば嵩張らないので、旅行先に着物を持っていくときや留学先や海外にも便利です!
これから気軽に着物ライフを始めたい方などはメンテナンス費用や着用頻度などを考えて、着物選びをされたほうがよいでしょう(^-^)
当店では洗える着物を多く取り揃えております♪
関連記事