着物とは
着物とは「長着(ながぎ)」とも言い、足首まである長い和服のことを指します。 洋服で例えるなら長袖シャツとズボンの一緒になったようなものです。
長着に対して、「半着」といって膝下位までの長さのものもあり、 武道や芸能用で袴を着用する際のものもあります
男性きものは女性もののように「おはしょり」をして着ないので、袖を通して着たら そのまま足首までちょうどいい長さになっています。
※「おはしょり」とはきものの身丈の余りを腰の所でたくし上げて着ることをいいます
仕立ての違いによる名称の違い
形状は同じなのですが、仕立ての方法、生地の違いによって、単衣(裏地なし)、袷(裏地あり)、胴抜き(上半身の裏地をつけないもの)の3通りに分かれます、季節や天候により着こなして下さい。
全体に裏地の有る仕立て方で秋から春にかけて着られる着物の仕立て方として一般的です。
二枚の異なる生地が重ね合わせてあることから「袷(あわせ)」と呼ばれています。また、裏地のことを胴裏といいます
裏地の無い仕立て方で一般的には6月から9月にかけて着られます。気候や用途によってはその期間以外にも着られることもあります。8月などの盛夏は生地自体に透け感のある素材を着ることは多いです。浴衣なども単衣仕立てにあたります
透け感がある絽…
熱がこもりにくいので真夏の着用に適しています
読んで字のごとく、胴に裏地を付けない仕立て方で裏地の有るのは袖と裾と衿だけです
季節の変わり目に着る為であったり、表の着物生地の厚い場合などにされることのある仕立て方法です。