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着物のお手入れと保管方法
◆外出から帰ったら すぐにビロードなどのやわらかい布か、やわらかい毛のブラシで肩や袖口、裾等を軽くたたくようにして、着物全体のほこりを落とします。ほこりは目に見えないので、ついそのままにしがちですが、年月がたつと少しずつ着物の色合いを変化させる原因になります。 ◆着物を脱いだ後は すぐに着物ハンガーにかけて風を通します。 風通しのよい室内に2〜3時間ほど掛けて体温や湿気を取り除きます。
◆アイロンをかける 帯を締めたときの着物のシワや座りジワなどはしまう前にアイロンをかけてシワを伸ばしましょう。 同時に殺虫効果が生まれます。アイロンをかける場合には、必ず「あて布」を置いて上に130〜150度程で軽くかけて下さい。 ◆シミや汚れのチェック 上前・袖口・衿・裾などを中心に汚れがないかを点検しましょう。 簡単な汚れは家庭でも落とせますが、原因のはっきりしないものはもちろん、アルコール類、しょうゆ、油、化粧品の大きなしみは、専門家に任せましょう。 又、酷く汗をかいた場合は(特に単衣・夏物)「汗抜き」もしくは「丸洗い」に出された方が良いと思います。汗ジミは当初目には見えませんが、時間が経つと黄ばみとなって浮き上がり、「取れないシミ・汚れ」となる事があります。